朝倉医師会病院 緩和ケア病棟 竣工のお知らせ
暦の上では冬を迎え、だんだんと寒くなって参りましたが、皆様いかが
お過ごしでしょうか?
弊社では、去る9月15日に「朝倉医師会病院 緩和ケア病棟」が竣工
を迎えました。
お世話になりました関係者の皆々様、ご協力いただきました地域の皆様
に厚くお礼申し上げます。
この施工日記の記念すべき現場記事第一号として、ここに紹介させて頂
きます。
■現場名
朝倉医師会病院 緩和ケア病棟他増築工事
■概要
・構造: 鉄筋コンクリート造 4階建て
・建築面積: 1,248.73㎡
・延床面積: 3,199.23㎡
・全体延床面積: 22,270.12㎡
・全体敷地面積: 34,881.91㎡
■緩和ケア病棟のご紹介
甘木朝倉地区における、がん患者様とそのご家族様が可能な限り質の高
い療養生活を送れるようにするために、治療の初期段階から緩和ケアは重
点的に取り組む必要があります。
緩和ケアを必要とする患者様・ご家族様に潤いや安らぎを与え、地域と
のコミュニケーショを図る病棟です。
■工事担当者よりひとこと
担当者: 石井 一人
この工事の担当者に任命された時、かなり厳しい工程であることを認識
しました。2月2日の起工式から9月15日まで7ヶ月間の間に3階建て
の医療施設を完成させることが求められ、本館との接続部分や1階部分の
増築もあることから、安全でスムーズな施工計画に配慮する必要がありま
した。
①工期の短縮
幸いな事に当社には長く信頼関係で継続している職人さんや協力業者さ
んに恵まれていて、工程及び安全計画のもと驚くほどの速さで躯体工事が
進行しました。
職人不足の中、一丸となって邁進できたことは有難いことと感謝してい
ます。
②打合せの迅速化
設計との調整や病院側との決定事項に週間単位での判断が行われ、決定
まで待つという期間が比較的少なくスムーズに行えたと思っています。
③安全への配慮
本館と接続する位置にあるため、明確に工事現場の仮囲いを行い、建設
作業員の同線と病院使用者の動線を分離しました。
又、病院側の駐車場を使えないため、現場内に駐車スペースを確保する
ため無足場工法を採用しました。
≪ 反 省 ≫
仕事は人と人との信頼関係で成立することを痛感しました。当社と施主
又、現場作業員のチームワークほど工程管理や安全施工、そしてコストダ
ウンに関係します。
新しい技術に取り組み、当社が求めている品質と環境のレベルアップを
さらに高めていく姿勢が大切なことと認識しました。